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見城 美枝子 写真
青森大学 教授
地産地消に願うこと
2004年10月25日 掲載

  農業に携わっている方や、日本の農業や食料に何らかの関心を持っている人の間では、「地産地消」と言う言葉や考え方は今や基本になっている。ところが、結構常識のある方と話をしていて「『治山?知将?』なんですかそれ」と首をかしげて訪ねられることも何度かある。

  「地元で採れたものを地元で消費すること」と説明すると、「地元特産」は「地場産」(じばさん)と言うし、「地場産業」という使い馴れた言葉があるので相手の納得が遅い。しかし「その土地(とち)で採れたものをその土地(とち)で消費すること」と言うと、ほぼ即座に納得して頂ける。

  「土地」という言葉は聞く人の耳にパッと大きな広がりを持って届く言葉だ。 大地、その地方全体や、その地域全般の領域、更には領土全体のイメージが込められているからだろう。

  東京のような大消費地は自給率1%、大阪が3%。こういった「地産地消」が成立しない大消費地に各地の産物をどう届かせるか。最近の外食産業の中にはメニューに日本各地の産地を記入して、食材の確かさをセールスポイントにしているところが出てきた。給食においしいご飯を食べさせたいと、産地からお米を取り寄せる学校もある。各地で成功している道の駅が東京等大消費地の生活圏にできたら「地産地消」という言葉、もっと定着できると思う。

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