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神田 敏子 写真
全国消費者団体連絡会 事務局長
野菜の消費拡大に思う
2004年11月22日 掲載

  この夏3週間ほどアメリカに行って来た。この間に約100食ほどアメリカで食事をしたことになるが、一番印象に残ったのは、大皿のサラダだ。山のように盛られた生野菜の上に牛肉や鶏肉、シュリンプなどが乗せられている。あの広いアメリカ、どこに行ってもこのメニューは大人気のようだった。「ダイエットにいい」ということで広まっているらしい。

  スーパーでも、袋詰されたサラダ用カット野菜が、かなりのスペースを占めていた。賞味期限表示を見ると、5〜10日以内に食べるようにとなっている。切り口は痛みやすいはずだし、デリケートな葉物ばかりなのに、どうしてこんなに日持ちがするのだろう。これを扱っている会社を訪問した際聞いてみたが、衛生管理と品温管理がしっかりしているからだ、ということしか説明されなかった。

  更に驚いたことがある。このデリケートな野菜をアジア諸国から輸入しているのである。鮮度は益々落ちそうだが、そんな心配は必要ないのか倉庫には天井まで箱がぎっしりと積まれていた。種類も豊富で、その需要の多さがうかがえる。

  アメリカでは野菜の消費量が増えているという。こうした加工野菜が、それに大きく貢献しているのだろう。しかし、生野菜ばかりでいいのだろうか。日本でも、野菜の消費拡大がテーマになっているが、ただ消費が増えれば良いというわけではない。

  健康的に、安全に、そして、食生活を豊かにしていく視点で進めて行きたいものだとつくづく思った。

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