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高濱 正博 写真
食品産業センター 専務理事
―コンビニ店舗を活用した食育―
2005年3月7日 掲載

  全国各地で、国民運動として「食育」が推進されているが、私の職場でも、山崎製パングループの協力を得て、若者に人気のコンビニを活用した単身者向けの食育事業を実施した。

  「三色とってカラダいきいき!」と題して、都内のコンビニエンスストア4店舗で昨年11月、3週間にわたって3色(赤色、黄色、緑色)の食品群に色分けしたポップをお弁当などの商品に掲示し、商品選択の際に役立ててもらおうというもの。

  マスコミにも大きく取り上げられたこの試みは、栄養の偏りが指摘される単身者に対し、栄養バランスを考慮した購買活動を促すうえで、かなりの効果があったものと推測している。

  ところで、現在我が国の社会の多くの分野で、「二極化」と呼ばれる現象が進行しているとされるが、食の世界もその例外ではない。

  専門家顔負けの深い知識を有する人や神経質なまでに食の安全を気にする人がいる反面、食について関心の薄い人や無関心な人も数多く存在するのではなかろうか。

  こうした人への「食育」をどう進めるかは、今後、国民運動としての「食育」を進める上での課題の一つとなろうが、コンビニを活用した今回の試みは、とかく食への関心が薄いといわれる単身者等を対象に、新しい「食育」の手法を試みたという意味で、一石を投じたのではないかと思う。

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