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立松 和平 写真
作家
農業の現場をまわってみて
2006年2月20日 掲載

  農業の現場をまわってみて、日本農業の問題は転作ではないかと思えてきました。

  日本では米作一辺倒できたため、米作の技術は進み、手間をかけずに稲作を一応はすることができます。だから農家は米作から離れられないのですが、食生活の変化などもあり、また輸入の圧力も強まって、米価はいくら減反をしても下落していきます。

  それでも米作にこだわり、転作がうまくいかないのは、高齢化や過疎などの条件が加わっているからです。農地を耕作放棄地にしないためには、人間が必要です。帰農する人ばかりでなく、農産物を商品とする企画力や流通力が、農村にとっては一番必要なのではないでしょうか。企画と流通がうまくいけば、転作は何を求められているのかよくわかり、農村も活性化します。

  都会の人は、なるべく農村のほうに目を向け、ものをいうようにしましょう。都会では何を求めているかを語るようにしましょう。  そのために必要なのは、なんといっても人間であると思います。  

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