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食料・農林漁業・環境フォーラム 持続可能な農林漁業・農山漁村の発展に向けて
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中村 靖彦 写真
食料・農林漁業・環境フォーラム幹事 、東京農業大学客員教授
地域食材の向こうに見えてくるもの
2006年7月1日 掲載

 私が代表理事をしている、NPO法人「良い食材を伝える会」は、この程「日本の地域食材2006年版」を出版した。

  各県からの推薦をもとに、それぞれの地域で生産されている農畜産物や魚介類などを集大成したものである。これで4回目の刊行になるが、食材の数は1,200件を超えて充実してきた。

  とりわけ、担い手がいなくなって消えていきそうな食材に注目して、産地情報などを記載したところは価値ある資料と言える。なかには、もはやお年寄り一人だけで栽培している大根の例も記録されている。多種多様な食材を眺めていると、その後ろに担い手の顔が見える、地域が見えてくる。

  中央と地方の格差の議論が盛んである。現在の政権は、地方の活性化については "地域ごとの知恵次第だ"みたいなことしか言わない。真剣に考えようとしているとは思えない。

  地産地消の時代である。この際、地域食材を見直して、都会の人たちへもアピールすることは、活性化の手だての一つとなり得ると思う。数々の地域食材の向こうに見えるものを大切にしたい。

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