お米の消費減少傾向に歯止めがかからない。昭和37年には1人1年あたり120kg弱食べていたのが、現在では半分の60kgちょっとという水準だ。なんで日本人はこんなにお米を食べなくなってしまったのだろう。
「同じ釜の飯」とはよくいったもので、お米は大人数で食するのに適した食材だ。炊飯器でご飯を炊くのも少ない量よりも多めに炊いたほうがおいしいし経済的だ。米を中心に多様な食材を食べる日本型食生活も世界的にすぐれたものといわれているが、多様な食材を調理して食べるのには一定の人数が必要だ。
日本人の平均家族人数は、お米の消費が多かった1960年は4.5人台であった。それが2000年には2.7人に減少、2010年には2.5人を下回るという。それも高齢者のみの世帯が増えていく。食事内容をモニター調査したデータでは、お米を食べなくなるのは、家族が独立する50代のシニア家庭の朝食からといわれている。忙しい朝に、手軽に食べられるパン食に移行するケースが多い。
お米ももっと手軽に1人でも美味しく食べられる術はないのだろうか。例えば、茶碗1杯からでもおいしく食べられる炊飯器なんてどうだろう。「米の消費が減って大変だ!」ではなく、変化をふまえ「お米を少量でもおいしく」をテーマにみんなで多様なアイデアを出し合おう。消費減少を食い止める一番の近道だと思う。
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