NHKの放送大学で『森と文明』という講座があった。世界のシュメール文明やクレタ 文明など多くの文明が、森を失い、亡びていったことが紹介されていた。なかでも興味を 引いたのは、森を滅ぼしてしまった畑作移動農耕民と森を守ってきた稲作農耕民の違いについて紹介していた点である。
森林がはぐくむ豊かな水が農業にとってかけがいのないものであることは広く知られているが、漁業にとってもプランクトンの豊富な漁場の形成という大事な役割を果たしてい ることが次第に認識されるようになってきている。
今日、多くの企業が国内外で地球環境保全のための森林造成に取り組んでいるが、私たち農林漁業にたずさわる者が自分たちの日々の営みとしてまずもって協働で森を守るための努力をしていくことが大切である。
近年、漁民による森づくりがさまざまな形で展開されており、心強い限りである。
農林漁業者の協働による森づくりが牽引車となり、日本の森が広く国民参加の下に守られていくことを期待するものである。
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