発足以来フォーラムも8年になる。事務局や関係者の御努力によって、フォーラムの地道な活動もだんだんと一般に理解されるようになって来た。とくに環境への関心や、食の安全・安心について農業関係者はもちろん、消費者や行政に強い関心を持たせるようになったのにも、フォーラムの貢献を無視するわけにはいかない。またWTOやFTAの勉強を通じて、わが国の農業生産の環境や基盤がどうなっているかを、一般が考えるようになったことにもフォーラムは大きな役割を果たして来た。
それでは今後のフォーラムはどう発展させて行くべきなのだろうか。その場合、最も大切なことは、フォーラムをめぐる周囲の環境の変化を如何に的確に把握して行くかであろう。
農業生産、農業経営はこの8年の間に緊迫さを増し、農政と農業の間の距離も変化して来た。担い手問題は一段と深刻になり、対外環境は厳しさを増して来ている。農政も今までのような一律な保護政策から選択的政策へ移行して来ている。
陳情して予算を確保するという従来の政官と農との関係は根本から変化して来ている。フォーラムの活動もこのような変化を的確に認識し、迅速に対応して行くものでなければならない。 |